がん発症のメカニズムは、犬も人間も変わりません。  

がんは、健康なワンちゃん・猫ちゃん
の中にも常に存在します。

それなのに、がんが病気として発症しないのは、
がん細胞が発生してもリンパ球ががんを排除してくれ
ているからなのです。

簡単にいうと、交換神経(興奮させる働き)と
副交感神経(リラックスさせる働き)のバランスが何らかの
原因で崩れた場合に、免疫力が低下しガンが発病します。 

免疫とは、体に備わっている自己防御システムのことです。
この免疫力がウイルスや細菌、がん細胞をやっつけてくれるのです。
 
バランスが崩れる最大の原因は、ストレスです。

過度のストレスがかかると、
がんにかかりやすい状態(顆粒球が増えて、リンパ球が減る)に
なります。
 
『がん発症の推移』

ストレスがかかると、自律神経(自分の意思に関係なく働いている
心臓、内臓諸器官の調整に関与している神経)のバランスが崩れ、
白血球の一つである顆粒球(細菌と戦う)が増加します。  

                          ↓  

顆粒球が増加すれば、一方のリンパ球(がんと戦う)が減ります。
(一方が増えると、もう一方が減る仕組みになっています)  

                          ↓  

体に発生したガンをリンパ球が排除できなくなり、がんが増殖する。

                          ↓  

                      がん発生
 
日頃から、食事の安全面や適度な運動をさせてあげ
がんになりずらい体にしてあげるが大事です。

つづき