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近年のペットブーム及び
少子化・高齢化という背景より

ペット関連ビジネス市場拡大でペットの数とペットを
飼う人の数が急増した。

特にペットの数は、現在で犬が約一千万匹、
猫が約七百万から八百万匹いや、もっとそれ以上
飼われていると言われている。

そのほとんどが愛玩動物として飼われているが、
最近ではコンパニオン・アニマル(人間の仲間や伴侶としての動物)
と呼ばれることもおり
従来のペットとの関係よりも
大切に接している人も多い。

しかし、それとは逆にブームに乗っているだけや
適正な飼い方を知らない飼い主が多いのも事実である。

飼い主の過保護の為に肥満・体力の低下で
自由に動けなくなったペットや、
それらから誘発された心臓病やガン、
またストレスから来る心因性の異常行動と言った
「ペットの現代病」
が増えている。

またペットフードがおいしく高カロリーになったことや
運動不足などが原因にあげられる。

症例は純血種で小型の室内犬に多く、
チワワなどブームに乗った高価なペットを
思い込みでかわいがる飼い主に多い。
十分なケアをせず、
洋服を着せて皮膚病になるのもそんな一例である。

ストレスに悩まされるのも、決して人間だけではない。

ある小型犬は落ち着かない様子で、
ひっきりなしに前脚をなめ続けて皮膚がふやけた状態になるなど
心因性の異常行動とみられる症例も多く見られる。

これらのような心因性の異常行動の場合、
人間であれば会話することでその原因を探ることができるものの、
ペットの場合は会話する事自体が不可能なので、
その原因を探ることは難しい。

このように、様々な病気を抱えるペットに対して、
人間の介護疲れすら見られるようになってきた。

三十年前に比べ、ペットの寿命が二倍近く伸び、
ペットの高齢化が続き、これに伴って老齢病も増加している。

特に深刻なのが痴呆症とガンである。

痴呆症の場合昼夜が逆転して夜に吠え続ける・
家の場所がわからなくなり徘徊する、
などの迷惑行動が多発し、
近所からの苦情が続くため飼い主が介護疲れを起こしてしまう。 

またガンの場合になると、現在まだペット用の
抗がん剤や特効薬と言ったものが存在せず、
高齢化が続くにつれペット死亡理由では
5割を超えるほどになった。

また、ペットのがん治療は動物には保険が適用されないため
高額の治療費がかかるのも問題のひとつになっている。

なるべく高額な治療費が掛からない方法は