口から食べた栄養素は消化されて
主に腸管から吸収されてゆきます。

これは、学校の理科の時間でも習いますから
誰でもご存知のことと思います。

しかし、この腸管の働きが何らかの原因で
低下すると当然のことながら栄養素の吸収が悪くなります。

では、どのような原因が腸管の働きを悪くするのでしょうか?
以下にその原因を考えて見ますと

例えば腸に何らかのストレスがかかったとします。

そのストレスは環境の要因や薬物(ステロイドや抗生物質)
などによります。

すると、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌の増殖が
善玉菌の数を越えてしまします。

さらに、腸管の表面(絨毛と呼ばれるヒダヒダ)
が炎症によって短くなってしまいます。

こうなると、一種の悪循環におちいってしまい
腸内細菌による消化の手助け、腸管表面による栄養素の
吸収ができなくなってしまいます。

すなわち、せっかく食べても
栄養素として利用できる成分がその一部になってしまうのです。