犬は色がわかるのでしょうか?
小学校でやる目の検査は動物病院でも、もちろん出来ません。

1800年代にすでに犬が緑と赤を認識していると言われています。
それは「条件反射の実験」で有名なロシアのパブロフ研究所の研究報告です。
「パブロフの犬」と出てきたら少し条件反射に触れておきましょう。

条件反射とは、動物において、訓練や経験によって後天的に
獲得される反射行動のこと。
ソ連の生理学者イワン・パブロフによって発見され、
パブロフの犬の実験で有名になりました。

パブロフの犬のような唾液分泌の条件付けは、長い間、
哺乳類などの高等生物にのみ起こる、と考えられていたが、
条件付けのモデル生物としての意味ではアメフラシなどにも起こることが
わかっており、2006年には東北大学の研究により
ゴキブリにも起こることがわかりました。

通常、反射と呼ばれるのは無条件反射であり、
これはその種が先天的に持っている反射行動であるのです。
これに対し、経験などで後天的に獲得された反射行動が条件反射であります。

条件反射は
梅干を見ると、唾液が出てくる。
知ってる歌が聞こえてくると、一緒に歌いたくなる。
ようなもの。

無条件反射は
熱いものに触れたときに手を引っ込める。
転びそうになった時、手を差し出す。
ようなもの。

パブロフが行なった実験は、以下のようなものである。

イヌにメトロノーム(ベル・ホイッスル・手拍子・足踏みと言う説もある)を聞かせる。
イヌにえさを与える。イヌはえさを食べながら唾液を出す。
これを繰り返す。(上記の二つのプロセスを条件付けという)

すると、イヌはメトロノームの音を聞いただけで、
唾液を出すようになる。
と、このようなこと。

話は横道にそれましたが、
色の話に戻ります。

犬にも近視、正視、遠視があるといわれています。
近視には、
チワワ
マルチーズ
ペキニーズ
シーズー

正視は中型犬が多く、
柴犬やアイヌ犬など。

遠視は
シェパード、
ドーベルマン、
ラブラドル・レトリバー、
セッター、
ポインター
ビーグルなど。

遠視は猟犬に多く、近視は室内犬が多いのはなるほどですね。
色の識別がどこまでできるのかははっきり分かっていないのですが
犬や猫などの多くの哺乳類は2種類の色を感じる細胞があることは分かっています。

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