●犬のB細胞受容体の形成

1つ1つのB細胞はそれぞれ1種類の細胞受容体を
を作ります。

抗体は、2本の長いタンパク質と2本の短いタンパク質
で出来てます。
それぞれの抗体で形が異なり、可変領域といいます
この可変領域にて、抗体は異物を捕まえるのです。

タンパク質は遺伝子という設計図をもとに作られるのですが、
抗体タンパク質が作られる時には、
設計図の中から好きなパーツを選んで
切り貼りするということが行われています。

H鎖の設計図(遺伝子)は、4つの遺伝子
V遺伝子、D遺伝子、J遺伝子、C遺伝子
をつなげてできているのですが、
例えば、あるB細胞は、V遺伝子断片群から1つ、
D遺伝子断片群から1つ、J遺伝子断片群から1つ、
とランダムに選んでそれらをつなぎ合わせます。

これらの様に組み合わせによってB細胞は無数の
抗体を作り出します。
これを「遺伝子の再編成」と呼びます。