乳腺腫瘍とは?

犬の三大がんは、乳腺腫瘍、肥満細胞種、リンパ腫となっています。

その中でも、犬がもっともかかりやすいのが乳腺腫瘍です。
犬のがんの50%は、乳腺腫瘍だといわれています。
とくに、高齢のメス犬は要注意です。

犬や猫などの動物は、人間と比べ乳頭がたくさんありますから、
体の構造からして乳腺腫瘍になりやすいといえます。

乳腺腫瘍には、良性と悪性があり、犬の場合は、
約50%が悪性といわれ、リンパ節や肺に転移する
可能性が高い恐ろしい病気です。

また、胸から下腹部まで広がっていく多発性タイプが多く、
手術で切除しても、また別の場所にできてしまうことがあります。

良性・悪性の判断は、触診ではできません。
なので、腫瘍部分に針を刺し組織の一部を採取して調べることになります。

乳がんにかかりやすい犬種としては、マルチーズやポメラニアンが挙げられます。