お手入れの基本は、ワンちゃんがどこを触っても嫌がらないことです。
きれいに洗ったり、乾かしたり、
皮膚の状態を確認したり…体の隅々までお手入れができるように、
必要だからです。

子犬のころは、たいていどのワンちゃんも
触られるのが好きです。
それが成長とともに、さわられるのを嫌がるようになってきます。

そうならないように、子犬のころから
体を触ってあげて、
「人に触られるのは、安心、きもちいい」
と覚えられるようにしましょう。

今回は犬が嫌がることの多い体の部位をご紹介します。
子犬の頃から、これらの場所を触って、
なれさせることで、
飼い主にとってお手入れが楽なだけでなく、
ワンちゃんもストレス無く日々のお手入れを受け入れられるようになります。


耳掃除は、嫌がるワンちゃんも多いのではないでしょうか?
なでるだけではなく、耳をもんであげるように
触ってあげましょう。

お腹
警戒心の強いワンちゃんほど、さわらせてくれません。
成長と共に嫌がるようになることの多い、
注意したい部位です。

しっぽ
尻尾は犬にとって大事な感情表現の場所です。
意識的に触ってあげたことが無い場所ではないでしょうか?
強くひっぱると、すぐに嫌がるようになるので
優しくタッチしてあげましょう。


目の下~あご、口のまわりをやさしく触ってあげましょう。
本来はさわらると、気持ちのいい場所です。
なれると、目やにの除去も楽になります。

歯・歯茎
ここは、嫌がるワンちゃんが多い場所です。
慣れていないと、歯磨きのときに嫌がって
暴れてしまうことも。

その他
飼い主さんでも大丈夫でも、他のひとだとダメ…
ということもあります。
獣医さんに見せるとき、トリマーさんにお願いすることを
考えると、他人にも慣れさせておいた方がいいでしょう。

最初は、飼い主さんが近くにいる状態で、
知らない人に抱いてもらうといいでしょう。
飼い主さんが普段としない格好をして、
「違う人」に慣れさせる方法もあります。