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体を触ると痛がる

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撫でたり、抱っこしたり、犬はスキンシップにより愛情を感じる動物です。いつもは喜んでくれるのに急に嫌がるときは機嫌が悪いからとそのままにしてしまうのは危険です。

 

犬は元々群れをなす動物で、犬社会ではお互いに体を舐め合ったり耳元を優しく噛んだりすることでコミュニケーションをとって仲間に対する愛情を表現してきました。これは飼い主との関係においても同様で、体に触れることは情緒の安定、社会への適応、ストレスの軽減、免疫力アップに繋がります。

毎日のスキンシップ、ブラッシングやシャンプーのときこそ異常発見のチャンスです。

 

体に痛みがあるときはキャンと鳴く、体をこわばらせる、怒る(うなる)、震えるなどの反応をします。ひどい痛みがあると触ろうとしただけで咬みついてくることもあります。決して怒ったりせずに原因を探してあげましょう。以前体験した怪我や痛みがトラウマになって、治っているのに触られるのを異常に嫌がったり過剰な反応をする子がいます。社会性が身についていない仔犬や神経質な性格の子は恐怖心から反応が大きくなる傾向にあります。

性格、体質、体調を理解してくれている獣医師は心強い存在です。信頼できる先生を見つけ、かかりつけ病院をもつことはおすすめです。

 

見た目で明らかに分かる腫れや赤み、熱感があるときは早急に診察を受けて下さい。痛みの原因は外傷、関節炎、ヘルニアなどによる場合がほとんどですが、皮膚炎も痒みだけではなく痛みを伴うことがあります。その他、胃腸炎や腫瘍も痛みを発症します。

どの場面でどこを触ると嫌がるか、どんな反応をするか、これが分かるだけでも治療・診断の助けになり診察にかかる愛犬への負担が確実に減ります。

異常に気付く為には愛犬の正常な動きと体の状態を把握しておくことが大切ですので、スキンシップは楽しみながら時間をかけて、毎日行なうようにしましょう。

 

体を触ると痛がるという行為にも様々な意味があります。いつもと違った行動が飼い主と犬のどちらに原因があるのかを考えてみてください。

小さなサインが病気のSOSにつながる事もあります。

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