前十字靭帯断裂の予防
前十字靭帯は膝関節の中にあり、大腿骨と脛骨を結び脛骨が前方へずれる事を防ぐなど関節を安定に保つ役割をしています。
人もスポーツ選手など発症に繋がる例も多くありますが、犬も同様、激しい運動により膝に強い力が加わったり、激しくねじってしまう事で十字靭帯を痛め、断裂してしまう事があります。
また、運動不足や肥満により膝へ過度な負担がかかってしまう場合も発症の引き金になる場合があります。
その理由として、運動不足による筋肉量の低下で膝を支える力が弱まったり、体重の増加による膝への過度な負担が考えられます。
予防策として特に大切なことは、肥満の予防と適度な運動です。
人も体重が増えると膝が痛くなるように、犬も肥満が原因で膝に過度な負担がかかります。
運動不足も肥満の原因になるだけでなく、筋肉量の低下や靭帯が弱まる原因となり前十字靭帯の断裂に影響を及ぼす可能性も高まります。
そして、仮に片足の前十字靭帯が断裂した後も反対側の足の前十字靭帯が断裂してしまうと言った例も少なくありませんので、万が一片足だけ発症したとしても予後の管理はとても重要です。
早いうちから健康管理、そして室内のフローリング対策を取るなどの予防を実践し、愛犬の体を守ってあげましょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう