関節リウマチの予防
関節疾患の中でも、予防が難しいとされている病気の1つが「免疫介在性関節炎」
いわゆる、犬の関節リウマチです。
関節の免疫機能が自己を「非自己」つまり、異物と誤解してしまい、関節内から異物を排除する作用が働く結果、炎症が起きてしまいます。
主な原因は分かっていませんが、自己免疫が関与していると言われており、一度発症してしまうと継続的な治療が必要で、根本治療は難しいとされています。
自己免疫疾患の為、事前に対策を取ることは難しいですが、万が一診断された場合は
出来るだけ痛みを感じないよう環境を整えることが大切です。
関節に負荷がかかると、炎症が悪化したり、痛みが増してしまい、病気の進行にもつながる可能性があります。
進行の予防として、室内の環境を整えることも大切です。
室内の環境で負荷がかかりやすい状況として、階段やソファーなどの段差やフローリングなどの滑りやすい床が挙げられます。
滑らないようなマットを敷いたり、寝床を軟らかい素材のものにするなど工夫をしてあげましょう。
また、関節リウマチの好発犬種として挙げられているグレーハウンドを初め小型犬も、年齢問わずリスクを念頭に置いた生活を送ることが早期の発見に繋がります。
気になる症状が見られたら早めに動物病院へ行き早期発見、早期治療に努めましょう。
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