大切なワンちゃんの関節やヘルニアでの悩みを解決するために、役立つ情報やアイテムをご提供致します!
動物看護師による無料健康相談
03-5428-8779 (平日:10:00〜18:00)
年中無休(土日祝日はお休みを頂いている場合もございます)
メニュー

骨折と犬種

Pocket

小型犬から大型犬まで、全ての犬種に骨折のリスクがあります。

その原因の多くは交通事故や落下などの強い衝撃が加わることによるものですが、

腫瘍など他の病気から起因して骨折してしまう事もあります。

 

 

日常生活で骨折を起こしやすい犬種は比較的小型犬に集中しています。

骨折しやすい場所は前足の肘から手首の間にある橈尺骨です。

小型犬は高い所から降りたときに地面との距離が長くなるため、体への衝撃も大きくなり、

その衝撃を体全体で吸収する猫と違い、犬は前足で音を立てて着地する傾向があります。

着地した際に前足の手首・肘に負荷が強くかかる為、この部位を構成しているとう骨と尺骨という2本の細長い骨が折れてしまう事が比較的多く起こります。

 

好発犬種

小型犬の中でも比較的骨折しやすい後発犬種は「ポメラニアン」「トイ・プードル」「イタリアングレーハウンド」「パピヨン」「ヨークシャーテリア」などです。

 

ポメラニアンは被毛にボリュームがあり、一見骨格もしっかりしているように見えますが、

実は前足を支えている肘と手首の間にある骨(橈骨)は太さが数ミリしかありません。

骨格系の疾患は他の犬種と比べ罹患率は高く、子犬の時や遊んでいる間はより注意してみてあげる必要があります。

イタリアングレーハウンドやトイ・プードルは体重の割に前足が細く、長い傾向にあります。

高い所から降りたときに前足への衝撃もかかる為後発犬種として挙げられています。

 

小型犬は後発犬種以外の犬種もふとした事故で骨折してしまうことがあります。

足を踏んでしまったり、抱っこしていたら落としてしまったといった出来事が原因になることがほとんどですので、日ごろから注意をして接してあげましょう。

また、活発な性格の子だとフローリングやソファーの上り下りなど習慣化した行動で骨がもろくなり、疲労骨折を引き起こしてしまうことがあります。

骨折手術後も筋力低下や痛みにより再び折れてしまうといったことも起こり得るため、

周囲の環境を整えてあげることも大切です。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう