耳や目のまわりなどの顔面や足先、わき、関節の内側、鼠径部(四肢のつけ根の内側)などにひどいかゆみがあり、犬はその部分をしきりに舐めたりかいたりします。そのため、皮膚が傷ついたりただれたりします。
人間と同様、犬もアレルギーになります。原因となる物質(アレルゲン)を口や鼻から吸い込んだり、食べたり、あるいはアレルゲンに触れたときです。患部がかゆくなったり赤くなったり発熱したりします。まれには下痢や嘔吐などを併発することもあります。
部分的に脱毛し、地肌が見えるほどになります。皮膚は赤くなったり、色素が集まって黒ずんだりします。それに、かゆみや悪臭などの症状をともなうこともあります。
細菌の増殖によって皮膚が部分的に赤くなり、段々とかゆくなっていきます。膿皮症は体のどこにでも起こりますが、よく現れるのは、顔や腋、股の内側、指の間などです。
体臭が強くなり、体がべとついて脂っぽくなります。しかし、ときには皮膚がひどく乾燥し、皮膚から落ちるフケが増えることもあります
ノミやダニ、カビなどが原因でも皮膚病になります。これらは動物に寄生して皮膚病の原因となるばかりではなく、人間にも被害をおよぼす人・動物共通感染症の原因でもあります。
ホルモンの分泌量が多すぎたり少なすぎたりすると、皮膚病をはじめとして色々な病気の症状が現れます。例えば、脱毛などの皮膚の病変の他、元気がない、動作がにぶい、寒さや暑さに弱くなる、肥満になる、繁殖力が低くなる、食欲が異常に高まるなどの症状が見られます。