犬の前足、よく見てみると手の内側にも、もう一本爪が生えていることに気付きませんか!?。

これは「狼爪」と呼ばれる爪です。

狼から犬へ進化する過程で退化してきたと言われています。

見当たらない子は、生後間もなく予防や美容の観点からブリーダーさんや獣医師が切除したり、

犬種によっては生まれつき退化してしまっていることもあります。

 

前足だけではなく、後ろ足に狼爪がある子もまれにいます。

後ろ足は前足とは異なり、結合組織がなく、ただぶら下がっているだけの状態です。

 

この狼爪の存在に気付かず、突然見つけた飼主さんが「できものがある」と驚き、

動物病院へ行くこともあります。

毛などに隠れていると、見えずらいかもしれません。

 

この狼爪、生活する上で特に注意しなければいけない点があります。

それは「爪折れ」の予防。

他の4本の爪と異なり、地面に着かないため伸びるペースも早く、

爪切りを忘れていると引っ掛かってしまった時に折れてしまうことがあります。

他にも、伸びず過ぎた狼爪が巻いてしまい、肉球に刺さってしまうこともあります。

けが防止の為に、定期的に切り忘れないようにしましょう!