今回は多くの方が悩んでいる「涙やけ」についてのお話です。

皆さんはどのような「涙やけ」対策をされていますか?

まずは涙の役割について見ていきましょう。

涙の役割

涙はただの「水」ではなく、粘液層(ムチン)、涙液水層、油層の3層でできています。

この3層構造によって、涙はゴミなどの異物やウィルスが入ってきたときに排出・除去したり、眼を乾燥から守ったり、また眼に必要な栄養や酸素を行き届かせるといった眼を保護するための役割が保たれています。

涙やけの原因は?

涙やけは流涙症とも言われます。

眼球の表面には、一定の量涙を溜めておく必要がありますが何らかの異常によって涙が多く分泌されてしまったり、溜めておくことが出来ずに溢れ出てしまうことがあります。

 

その原因とは、先天的な鼻涙管や涙腺など器官の問題や、逆さまつげや異物が入ったことによる眼への刺激、眼疾患など。

これらが原因だった場合は動物病院で検査をすることで判明します。

他にも食事の内容が原因で涙の成分に変化をもたらし流涙症になることがあります。

食事中の脂肪分やタンパク質が多いと涙の成分はやや硬くなり、涙管を詰まらせる原因となります。

病院でも異常が見つからない場合は食べているお食事についても見直してみましょう。

涙やけのケア方法は?

眼頭に赤茶の汚れが出来てませんか?

これは過剰に溢れ出た涙の成分が化学変化を起こし、茶色く変色してしまった状態です。

もし臭いが強い場合は涙やけの部分で赤色の色素を出す細菌が繁殖をしている可能性が高く、どちらの場合も簡単に落ちるものではありません。

涙やけが気になり始めたらまずは原因を見つけるために動物病院で診察を受けましょう。

自宅ではこまめにコットンやガーゼを使い目頭を拭いてあげたり、小さめのくしで良く毛をほぐしてからハサミで汚れた部分だけカットしてあげたりすると清潔に保つことが出来ます。

専用の洗浄液を使用すると、更に赤茶の変色は気にならなくなります。

目やにが出ている場合は?

目ヤニが出ている場合は、拭いてあげる前にまずは目ヤニを取ってあげます。

綿棒を使って眼頭や眼のふちに当ててそっと取ります。

固まっている場合は水を含ませたコットンで固まった部分をふやかしてから綿棒を使うと良いでしょう。

もし過剰に目ヤニが出ている場合は眼に何らかの異常がある場合も考えられますので、獣医師へご相談ください。

放置するとどうなるの?

放置していると、涙やけの部分が炎症を起こし皮膚炎の原因となったり、犬が不快感を感じ自分で眼をこすり眼球に刺激を加えてしまう事があります。

悪化の引き金となりますので、日頃のケアはとても大切です。

 

眼は動物にとってとても重要な器官であり、またとてもデリケートな部分です。

中には触らせないほど抵抗する子もいると思いますが、お手入れとご褒美を結び付けるなど、工夫をしながら早期に対策を取ることをお勧めします。

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