「あれ?そういえば珍しく鼻水が出てる・・風邪かしら??」

 

鼻水が出ていても、ペロッと舐めてしまう為なかなか気が付きにくいですよね。

 

サラサラしていてすぐに治まる場合は大きな心配はいらない場合が多いですが、黄色や緑に近い色をしていたり、出る回数も多くべたついている場合には注意が必要です。

鼻水が出る原因の1つは「アレルギー」です。

ハウスダストや花粉など、アレルギー体質の子はくしゃみや鼻水が出ることが多くあります。お部屋の環境を整えるなど、日頃から対策を取ることで緩和させてあげることが可能です。

次に「ウィルスや細菌などの感染」です。

感染後は発熱など風邪のような症状が見られ、鼻水やくしゃみが出ることが多くあります。

悪化すると黄色っぽい粘液状の鼻水に変わることもありますので、初期のうちに動物病院で診察をされることをお勧めします。

特に子犬、仔猫の頃は要注意です!

鼻水は「歯周病」が原因で起こることもあります。

口腔内の環境が悪いと歯石の原因となり、放置することで歯周病菌が徐々に増えていきます。悪化すると歯周病菌が頬の骨を溶かしてしまうことで奥まで侵入し、鼻に繋がる管を作ってしまう事があり、その結果、鼻水やくしゃみなどの症状がみられるようになります。

状態によっては治療の為、抜歯を勧められることがあります。

小さい頃からお口のお手入れは欠かさないようにしましょう。

 「腫瘍」の可能性も。

鼻の中に腫瘍が出来てしまう場合があります。

くしゃみ、鼻水だけでなく、鼻血が出たりマズルが腫れてくる様子が見られることがあります。高齢になるにつれ腫瘍の疑いも増してきますので要注意です。

 

他にも、異物が鼻に入ることで症状が出る子もいます。

見えない部分で気が付きにくいですが、数日鼻水などの症状が出ていたり、鼻血が出るなどいつもと様子が違う場合は動物病院で診察を受け、万が一の時も早期発見、早期治療に繋げましょう。