薬物療法と腸内環境-その2

薬物療法で抗生物質を使用した場合
体の常在菌(例えば腸内の善玉菌)なども死滅してしまいます。

腸内細菌は多数の雑多な菌種によって構成され、
例えば一人のヒトの腸内には100種以上(一説には500種類とも言う)
100兆個の腸内細菌が存在していると言われています。

一般にヒトの細胞数は60-70兆個程度と言われており、
細胞の数ではそれに匹敵するだけの腸内細菌が存在することになります。

これは、当然動物の種類や年齢、食生活によって変わっています。

私たちはカルピスさんの研究所と共同で、特に「ワンちゃんの腸内細菌」に
ついての研究を行っています。

いずれにしても、人でも犬でも腸内細菌が死滅してしまったら大変なことになります。

特に腸内のバリア機能(病原菌などからカラダを守る)の崩壊と
栄養成分吸収障害、解毒機能の低下などです。

常識的に考えても、外的から身を守ったり、栄養を吸収できなくなったりすると
どのようなことが起きるか分かると思います。

そこで、私たちはワンちゃんの腸内の研究と共に腸内を正常に保つ働きのある
ワンちゃん専用のサプリメントの開発に着手したのです。

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オーシャン動物病院・平先生インタビュー(2)

int003.jpgQ;先生の治療として代替医療の取り組み方法を教えてください。
A;当院では、東洋医学と西洋医学の融合性を大切にし、局所治療よりも根本治療を目的にしています。
その場しのぎのお薬とも言える、ステロイドでもわかるように劇的な効果がある反面、途中むやみに止めたり、量を間違えると重い副作用に悩まされているのが現状です。飼い主さんが気付く以前から病気は進行しているため、「ゆっくり、じっくり」身体の根本から立て直すことが、一番大切です。

Q;先生の「パンフェノン」活用方法を教えて下さい。
A;そのコの根本治療目的に使用していきますので、まず、お薬の投与間隔を少しずつあけていくこと。そして様子を見ながら、パンフェノン単独投与に切り替えます。
パンフェノンは植物による抽出成分で成形されているので、お薬のような副作用はありません。
Q;どのようなコたちに有効でしょうか?
A;まだまだ効用範囲は広がるでしょうが、僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)の大きな補助になります。
あと、乾燥性角結膜炎(ドライアイ)、手ごわいですがアトピーの軽減、食物アレルギーなどです。
  
Q;先生が推奨している、血液サラサラ検査とはどんなものなんですか?
A;動物達(イヌ、ネコ)の血液を少量採集して、最新鋭の機器にて分析、健康状態をチェックするシステムです。ヒトの臨床応用としては、常識的なものとして普及しており、愛するコたちのため受診をお勧めしております。
今までの動物医療としては、血小板の大きさや数のみを検査し、病気の状態、手術の方向性の良し悪しを確認しておりましたが、現医療では、血小板そのものの力(凝集能力)をみることが必要になりました。
血液はドロドロし過ぎてもいけませんが、逆にサラサラし過ぎてもいけません。
ドロドロは死亡原因のトップでもある、心不全の予備軍です。
サラサラし過ぎは、急な事故の時、出血多量に陥ることがありますので、適度なサラサラ値を保つことを目標とします。
int004.jpg情報−オーシャン動物病院 平 道太(ひら みちた)先生
東京都目黒区鷹番1-13-17
TEL:03-5720-8452

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