最近のニュースでペットフードの賞味期限の話題が出ていました。

概要は以下の通りです。

「環境、農林水産両省の合同審議会は24日
国内で流通する犬と猫用のペットフードすべてに
賞味期限や原産国の表示を義務付けることを決めた。

これまでは、業界団体「ペットフード公正取引協議会」が定めた
自主基準に基づき表示されていたが、来年6月に施行される
「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」に
基づく省令に盛り込む。

審議会のまとめでは、製造過程のうち最終加工の工程を完了した国を
「原産国」とし、日本で工程を完了した場合は「国産」と表示できる。

賞味期限を設定するため、製品の栄養価や味を保証する期間を
どの程度見込むかなどは今後、専門家の意見を基にまとめる。

ほかに、使用された原材料や添加物はすべて表示することを原則とするほか、
製造、輸入、販売いずれかの業者名と所在地を明記することも義務付ける。」

とあります。

ワンちゃんの健康のための大きな一歩と言えると思いますが
逆に考えると「今まではどうだったのか?」と疑問に感ぜざるを得ません。

これらの記事を逆に解釈すると、これまで

1.賞味期限は明記されていなかった。
2.原産国も分からなかった。
3.使用された原材料や添加物はすべて表示されていなかった。

となります。
これでは、食べ物として適切かどうかかなり疑問ですね。

また、

>製造過程のうち最終加工の工程を完了した国を
「原産国」とし・・・

とあるので「国産」とあっても、原料はどこのものかは分からないので
これではなかなか問題の解決にはなりそうにありません。

まだまだ、課題の残りそうなペットフードの問題ですが
今後も調査を継続してゆきたいと思っております。