冬の寒い時期は、インフルエンザなどが流行します。

人間のインフルエンザはワンちゃんには感染しませんが
それでも、冬場ではどんな動物でも「カゼ」を引きやすくなります。

なぜ冬場にカゼが流行するのでしょうか?

理由は大きく2つ考えられます。

1.空気が乾燥していて、細菌やウイルスなどが飛散しやすくなる。
2.寒さによって免疫力が低下して、菌に感染しやくすくなっている。

とくに、寒さと免疫の関係では面白い実験があります。

数年前ですが、私はある研究者に会うために東大のキャンパスを訪問しました。
なぜそこに訪問したのかと言いますと

その研究室では、免疫細胞(マクロファージなどの白血球)の動きを
TVモニターに映し出して、リアルタイムで観察していたのです。

良く、細胞が動くアニメーションがありますよね。
それが、アニメではなくて本物をビデオで収録するのです。

その免疫細胞の動きで面白かったのは
35.0度くらいだと細胞の動きが鈍って、36.5度くらいだと活発になるというものでした。

つまり、寒い環境では免疫細胞の動きも鈍ってしまうのです。
逆に、カラダを暖めると免疫細胞が活発になるのです。

その映像を見た私は、「寒さと免疫」にとても深い関係があることを理解しました。

少々話が長くなってしまいましたが
健康にとって寒さは禁物です。

もともとワンちゃんは、南極観測隊のタローとジローのように
寒さにとても強い生き物ですが

室内犬のように、人間と同じような生活環境に慣れてしまった子は
冬場の寒さは身にこたえます。

なるべく暖かくしてあげてください。
また、腸内の免疫を上げる食べ物としてオリゴサッカロイドをオススメします。