嫌がらないシャンプー
~成犬になってからできるトレーニング~

犬のしつけは、子犬時代の接し方、経験が重要です。
一般的に犬の性格・体格の形成が終わるのが
2歳くらいといわれており、この時期のしつけが効果的だからです。

しかし、「成犬になってからでは間に合わない・・・」というわけではありません。
今回は、成犬になってからもできるシャワートレーニングについてご紹介します。

※子犬時代のシャンプートレーニングについては
 コチラをご覧ください。

■まずは、水に慣れさせる

犬がシャンプーを嫌がる主な原因は、
「水が嫌い・怖い」ということです。
また、シャワーをつかってシャンプーするときに、
シャワーの音が嫌いな子もいます。

すでに水・シャワー音を怖がる子に無理をさせても、
逆効果ですよね。
ワンちゃんをお風呂にいれよう!と、飼い主さんが
腕まくりをして、お風呂場に向かうだけで
逃げ出してしまうわんちゃんもいるのだそう・・・

逃げるワンちゃんをおいかけて、犬はますます逃げてしまう・・・
これでは逆効果ですよね。

すぐにお風呂になれさせようとするのではなく、
お風呂場の外で、まずは水に慣れさせることから始めましょう。

★POINT★
足の裏に水をつけたら、ほめてご褒美をあげる。

①水で湿らせたマットを用意します。

②ワンちゃんの好きなおもちゃやオヤツをつかって、
 ワンちゃんの気をそちらにむけさせます。

③おもちゃとリードを使って、
 ゆっくりとワンちゃんをマットの方へと誘導していきます。
 ★この時、無理にひっぱると逆効果です。
  ワンちゃんが気が付くといつの間にか乗るようにしましょう

③ご褒美につられて、湿ったマットにのったら、
 「良い子だね~^^」などと声をかけ、ほめます。
 大げさだと感じるくらいで、大丈夫です。

④前足がマットに入ったら、今度は後ろ足まで入るように誘導します。
 ワンちゃんが足が湿ったマットにいることを忘れるくらい、
 ご褒美に集中させることが成功のポイントです。
 
⑤次は、湿ったマットの上でお座りや伏せをさせてみます。
 できなくても、無理はさせないように。
 徐々に、長時間マットの上にいられるようにします

とにかく、
無理はさせないことがポイントです。

ご褒美につられて、水に触れるのがいつのまにか気にならなくなっていた・・・
というように、時間をかけて繰り返しトレーニングしましょう!