ワンちゃんが動物病院に通院する理由で、トップにあげられるのは、
『外耳炎』なんだそうです。原因はいろいろとありますが、
多くの場合は耳そうじを丁寧に行うことで予防するこのできる病気です。

今回は、上手な犬の耳そうじの基本・注意点・下準備をご紹介します。

■基本
耳そうじの基本は、どんな道具を使うにしても、
『耳の中を完全にきれいにすること』です。

耳ダニや感染系の病気が発症しかかっている場合には、
完全に除去しなければ、そうじをしてもまたばい菌・ダニが広がってしまうから。
他にも、病気予防・改善の観点からいって、汚れを残さずに
耳そうじをすることが大切です。

■注意点
どの深さまでそうじをするか、分かりにくいものですよね。
犬が痛がらない深さまで、を目安にするのがいいのですが、
耳を障られるのが嫌いな犬の場合、
必要な深さまでお手入れができないのが難点です。

いちばん分かりやすい目安としては、
耳を持ち上げて、目で確認できる深さまでをそうじするといいでしょう。
飼っている犬の平均的な耳の深さを調べるなどすると、
万全です。

■下準備
以外に知られていないようですが、
長毛種(シーズーやマルチーズなど)の犬は、
耳の中の毛を抜かなければいけません。
耳の中の毛を抜かないと、蒸れやすくなり、耳の病気になる可能性があります。

※短毛種&その他(M・ロング・ダックスなど)耳の中に毛が生えてこない種類もいます。

耳の中の毛をハサミを使って切るのは、怪我の危険があるので、止めましょう。
イヤーパウダーを耳の中の毛にかけ、親指と人差し指で抜きます。
イヤーパウダーを入れることで、滑り止めになります。
一度にたくさんひっぱると、犬が痛い思いをするので、少しずつ抜きましょう。

完璧に全て抜こうと、神経質になる必要ありません。
無理をして傷つけてしまう方が心配だからです。
旨くできないのであれば、トリマーさんや動物病院にお願いす方法もあります。


お手入れのコツ~耳そうじ2~

では、具体的なそうじの方法、ポイントについてご紹介しています。