ワンちゃんの爪のお手入れ、上手にできますか?
もともと、足は多くのワンちゃんにとって、
出来たら触って欲しくない部分なので暴れたり、嫌がったり・・・
苦労している方も多いのではないでしょうか?

「愛犬が嫌がる一番のお手入れは、爪切り」
というアンケート結果もあるくらいです。

それに加えて、
「犬の爪には血管が通っていて、深く切りすぎると出血する」
なんていわれたら、爪を切る飼い主のほうも、
爪きりが「怖い」お手入れになってしまいますよね。

まず、最初にお伝えしたいことは、
爪切りが本当に必要か、考えましょう。ということです。
外飼いのワンちゃんや、よくお散歩するワンちゃんの場合は
爪切りをしなくても、自然と適正な長さに整うものです。
必ずやらなければならない」と思わずに、ワンちゃんの暮らす環境や
運動量を考慮し、爪の状態を観察して必要なときにのみ、切ればいいのです。

もし、必要な場合に、
安全に無事に爪切りを乗り切る方法について
これから数回にわけて、ご紹介してまいります。

今日は、「ストレスを与えない爪切り」についてです。

他のどんなお手入れにも言えることですが、
一度嫌な経験をしたことを、「大丈夫・安心」と再学習させることは大変です。

最初はとにかく、つめきりに対して、ストレスを感じさせないようにしましょう。

成犬になってから、爪切り嫌いを克服するのは、大変です。
まずは、爪切り嫌いにさせないように心がけましょう。

犬の爪切りポイント1
爪に触られることに、慣れさせる。
爪をきらなくても、触られる事自体を嫌がるワンちゃんもいます。
子犬のころからスキンシップをはかり、どこでも安心して触らせてくれる
ようにしましょう。

犬の爪切りポイント2
爪切りの最中、気をまぎらわせる。
家族・お友達に手伝ってもらうなどして、
おもちゃをつかったり、なでてもらうことで、
爪切りから気をそらせるといいでしょう。

犬の爪切りポイント3
無理に全部の爪を切らない。
爪切りにかかる時間は、一度に4本足分全て済ませてしまおうとすると、
5~10分ほどになってしまいます。
ただでさえ、ストレスのかかるお手入れなのに、長時間かかる・・・
となると、ワンちゃんの負担は大きくなってしまいます。
一度で長時間ワンちゃんを拘束するのではなく、
「今日はこの足だけ、明日また続きをやろう」という位の気持ちで、
短時間で済ませられるようにするのも、おススメの方法です。

短時間だけなら、爪切りをはじめても
「すぐに終わるもの」としてワンちゃんは学習し、
安心して任せてくれるものです。