ワンちゃんの嫌いなお手入れナンバーワンの爪切り。
前回は爪切り嫌いにならないための、ストレスの少ない
爪切りについてご紹介しました。

今回はいよいよ、上手な爪切りの手順についてです。

爪切りの手順1
最初は、後ろ足からスタートします。
これは、ワンちゃんが爪切りの様子を目で見えないので、
比較的安心して身を任せてくれるためです。
頭を脇の下に抱え込み、足の裏を上に向けてもち、爪を切っていきます

★ポイント★
足の裏からみましょう。
表からみるだけでは爪の状態はうまく把握できません。

足だけを持つのではなく、しっかりと体をかかえましょう。
動いて怪我をするのを防ぐだけではなく、
体を支えることにもなるので、バランスを崩す恐怖感を
ワンちゃんにあたえずに爪切りができます。

一度にたくさん切るのではなく、面取りをするように、
少しずつ切りましょう。
白い爪の場合は、血管が透けているので、その手前まで。
黒い爪の場合は分かりにくいのですが、切る感触が柔らかくなってきたら、
ストップのサインです。
それでも、心配なら一度プロのトリマーさんに切ってもらい、
必要な長さを把握するという方法もあり、一番確実でしょう。

爪切りの手順2
次に、同様に前足の爪を切ります。
同じように、脇の下でワンちゃんの頭を抱え、
前足のひざをまげて裏を見ながら切ります。

爪切りの手順3
仕上げ
 最後にやすりをかけて、爪の角を丸く整えます。
 特に前足は飼い主さんと遊ぶとき、抱っこしてもらうときに
 ひっかいて怪我をしないように、
 また体を掻くときにワンちゃん自身を傷つけないように、
 やすりがけはしておいたほうが無難です。
 
 ・出血はないか
 ・爪の角がとがっていないか
 全部の足をチェックしましょう。

以上で、爪切りは終了です。
ここまでの手順で早くても5分くらいかかります。
嫌がったりして手間取った場合は、
無理に全ての足をやりきろうとせず、短時間で終わらせてあげることで
爪切りのストレスを軽減できます。

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