犬のお手入れのコツ~毛の特徴を知ろう1~

犬の毛の特徴についてパート2
今回は、以前より詳しく、犬の毛(コート)についてご紹介します。
愛犬がどの毛の種類に当てはまるか、チェックしてみましょう。
特徴を知ることで、それぞれに適したお手入れの方法がわかるようになります。

ロングコート

毛の長いタイプを、ロングコートとよびます。
ダックスフントのような長さも、アフガンハウンドのような長毛も、
まとめてロングコートとして区分されています。

[お手入れについて]
 ロングコートの犬は日々、定期的にスリッカーやピンブラシ、コーム
などでのお手入れが大切になってきます。
怠ると、毛がもつれて団子状態に・・・こうなってしまうと、プロの手をかりないと、
キレイにすることはできません。
無理をして、犬の皮膚を傷つけてしまわないようにしましょう。

 また、ラッピングと言って、
毛がからまないように、体全体をいくつかのブロックにわけ、
それぞれのブロックごとに毛を包んでいくことで、毛を保護する方法があります。
ヨークシャテリアなど、ロングコートで飼う場合に、
良好な状態にコートを保つために、必要なお手入れです。

スムースコート
 ミニチュアピンシャーなど、肌の表面がツルツルに近い犬種、
ダルメシアンやジャックラッセルテリアのように毛にある程度の長さがある犬種
両方をスムースコートと言います。
 特徴は、短くまっすぐな被毛が生えていることです。

[お手入れについて]
ロングコートに比べお手入れがかなり楽です。
ただし、毛が短いので関節部分の毛が傷みやすかったりします。
また、ロングコートに比べ毛が抜けやすいので、
ブラッシングを怠ると、部屋中が抜け毛だらけに
・・・なんてことになってしまいます。
対策として洋服など着せるのもいいでしょう。

ワイヤーコート
テリア種や、シュナウザーなど同意語でワイヤーヘアードとも言います。
硬い毛質の上毛を持っています。

テリア種でこのように硬い毛質にするにはプラッキングと言い、
トリミングナイフで毛を抜く必要があります。

カーリーコート
 代表的な犬種はプードル。くるくると巻いた毛のことをこう呼びます。
ロングコートと同様、この毛種も手入れを怠るともつれてしまうので、
日々のブラッシングが欠かせません
カットしやすい毛質なので、いろんなスタイルを楽しめます。

このほか、犬のお手入れのコツ~毛の特徴を知ろう1~で
ご紹介した、ダブルコートとシングルコートの区分もあります。

ダブルコートとは、
アンダーコート(下毛:柔らかい毛)と、オーバーコート(上毛:外側の硬い毛)
の2sy類を持つ犬のことをいいます。

一方シングルコートは
トップコートしか持たない犬です。

中には、へアレスといって
生まれつき毛が生えないワンちゃんもいます。
多くは皮膚が弱いので、シャンプーに気を使ってあげる必要があります。