タマネギ中毒に要注意!!
タマネギがペットに有害だという話はとても有名ですね。
では、どのように危険で、どんな症状が起こるのでしょうか??
主な原因は「アリルプロピルジスルフィド」という成分です。
この成分はタマネギだけでなくニラやネギ、にんにくなどの多くのネギ類に含まれています。
この成分が体内に入った際に赤血球が破壊され、溶血性貧血や血尿を引き起こすことがあります。
最悪の場合、死に至ることもある怖い成分です。
症状には下痢や嘔吐、元気消失などが見られたり、貧血が起こると粘膜の蒼白やふらつきなどが見られます。
また、重度の場合は黄疸が見られることもあるようです。
食べた直後であれば、すぐに動物病院へ連れて行き吐かせる処置を行うことが第一です。
食べた直後は普段と変わらない様子でも、時間の経過とともに発症する例も多くあります。様子を見ることは非常に危険です。
食べたタマネギを吐いても吐かなくても、状態に合わせた治療が必要です。
問診を行い、血液検査などの結果から現在の状態を把握し、動物病院で治療を行います。
ご家庭で出来る予防法は、ペットの届く場所に危険な食材を置かない事です。
そして、この危険な成分は熱を加えても壊れない為、お弁当用のおかずやハンバーグ、スープの残りなど調理した後のものにも油断は出来ません。
ご家族皆さんで正しい知識を共有し、愛犬に万が一の事が起こらないよう日々心掛けましょう!
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