関節リウマチと犬種
関節リウマチは別名を「免疫介在性関節炎」と言います。
免疫機能の異常で、関節を構成する組織である滑膜や軟骨などを誤って攻撃してしまうことが関節リウマチの原因とされています。
進行性の病気で、主な症状として、朝起きた時やお散歩時に突然関節が硬直し、放置すると関節が変形したり痛みが激しくなってきます。
好発犬種として挙げられている犬種は、シェットランド・シープドッグ、シーズー、マルチーズ、ミニチュアダックスフンド、プードル、などのトイ犬種が多いとされています。中でもグレーハウンドは、遺伝性疾患として挙げられていますが、発症は稀です。
また、他の病気が原因で二次的に発症する場合もあります。
この場合は犬種ごとに多い遺伝性疾患が原因となる場合がありますので、トイ犬種に限らず、シャーペイやスパニエル系、秋田県、ミューファンドランドなどの大型犬も注意が必要です。
関節リウマチは自己免疫疾患の為、完全に予防することはできませんが、早いうちから予防を始めたり、万が一関節リウマチと診断された場合は、できるだけ痛みを感じることがないよう、飼い主さんが環境を整えてあげましょう。
特に、発症する可能性が比較的高い犬種の場合には、発症の可能性を考慮した生活環境の改善や対策がとても大切です。
主な予防方法として、室内の段差を減らしたり、フローリングにマットを敷く、寝床を柔らかい素材のものにするなどの方法があります。
また、日頃から免疫力を落とさないよう、ストレスの少ない生活、栄養を考えた食生活を心がけることも大切です。
関節に負担がかかり、積み重なると炎症を進行させる原因にもなりますので、
継続的な予防を心がけましょう。
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