頸椎ヘルニアの原因
犬で特に多い椎間板ヘルニアは腰椎の椎間板ヘルニアですが、発症した部位によって診断名が変わります。
頸部(首)の椎間板ヘルニアを「頸椎ヘルニア」と呼びます。
何らかの原因で椎間板が損傷し、椎間板の内部にあるクッションの役割をしている軟らかい組織「髄核」が飛び出し神経を圧迫することで痛みなどの症状が見られ始めます。
発症の原因は腰部の椎間板ヘルニアと同様、体重の増加や激しい運動など、体に負荷がかかることが発症の引き金となり、また遺伝的な要因が発症のリスクを高めている場合もあります。
更に、加齢に伴い本来水分量の多い髄核の保水力が低下し、衝撃に弱くなることも頸椎ヘルニアの原因になることがあります。
比較的7歳頃までに発症する例が多い病気ですが、若いうちから室内の段差やフローリング対策、また、食事や体重管理、適度な運動を心掛けましょう。
椎間板ヘルニアの中でも発症率は低い病気ですが、一度発症すると再発する可能性も高まりますので、予後は生活習慣に気を付けて過ごすことが大切です。
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