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足が震える

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犬の足がガタガタ震えるのは寒さだけが原因とは言えません。

一時的に起こるのか、定期的に起こるのか、あるいはずっと震えているのかによっても様々な原因が考えられます。

犬は比較的寒さに強い動物で雪の中でも跳ね回って元気に遊ぶ子が多いですが、室内飼育が増えた事で体温調整が困難になり寒さに弱い犬が増えています。体が冷えを感じると筋肉を振動させて体温を上げるシバリングがみられます。室内と外気の温度差が大きい時は散歩や外出前にベランダや庭に出すなどウォーミングアップで体を慣らしてあげると良いでしょう。

その他、掃除機や花火、雷などの音に怯えて震える事もあります。犬の聴力は人間の4倍以上ある事、突発的な音に弱い事も覚えておくと良いですね。

 

立ち上がるときに足を震わせたり、フラフラ歩く様子がみられる場合は股関節の異常が考えられます。体重増加による肥満や過度な運動で股関節に負担がかかると股関節形成不全を発症する事があり、この病気は小型犬よりも大型犬に比較的多くみられます。

普段から後ろ足を開いた状態で座りガニ股で歩くようになり、進行すると股関節が外れて立ち上がることすら出来なくなってしまいます。

関節の病気が原因で震える場合は治療が必要になるので、犬種や年齢に合わせて体重管理や運動量などの生活環境を見直すようして下さい。

 

足の震え以外の不調を確認する事も大切です。

腰に異常があると足に力が入らないため、ふらついたり排便・排尿がしにくくなり足に違和感がみられます。震え以外の症状がないか、どこを触ると痛がるかなどよく観察し、いつもと違う様子がみられる時は病院に行き、獣医師へ状態の報告をしましょう。

 

関節の異常がなく一時的に筋肉が痙攣(けいれん)する事があります。足を支える筋肉に疲労がたまって疲れていたり、逆に運動不足でも痙攣を起こします。

低血糖症による痙攣はお腹が空きすぎていたり、空腹時に興奮すると起こります。

 

足が震える行為にも様々な意味があります。いつもと違った行動が飼い主と犬のどちらに原因があるのかを考えてみてください。

小さなサインが病気のSOSにつながる事もあります。

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