03-5428-8779

電話で相談 メールで相談

トップページ>ペットフードの成分表示 肉類について その2

犬のアイコンペットフードの成分表示 肉類について その2

下記は1990年の2月、ネクサス・マガジン誌が
動物の死体などがどのようにして廃肉処理業者らによって回収され
またこれらの原料がどのようにペットフードに使用されているかを
詳細に報告したものを翻訳した記事です。

「レンダリング工場はいわば巨大な台所のようである。
この料理人は「シェフ」として一定の比率に従って
ペットや家畜の死骸、鶏ガラ、スーパーマーケットの廃棄品などを混ぜ合わせる。

これらのかたまりはある程度細かくなった後に
より細かく粉砕するために別の粉砕器に移され
今度は280度で1時間調理される。

これらの調理処理は1週間に7日、24時間ノンストップで行われ
熱い「スープ」のなかで肉は溶けて骨から分離される。

この過程で「スープ」からは黄色のグリースや
獣脂が表面に浮き上がってくるが、これはすくい取られる。

その後、この調理された骨と肉はプレス機にかけられて
残りの水分を絞り落とされてから粉砕されて粗い粉になる。

そしてこの粉はふるいにかけられて
大きめの骨のかけらや毛などが取り除かれる。

この工程が完了すると、そこには黄色いグリースと
肉骨粉(にくこっぷん)が出来上がっている。

"アメリカ獣医学研究"誌が述べているように
このリサイクルされた肉骨粉は養鶏や養豚用の
飼料に含まれるタンパク質その他の栄養素の原料となっているが
これはペットフードにおいても同様である。」

もちろん、1990年のアメリカの状況と現代では
事情もかなり異なってきていると思いますが

気をつけていただきたいのは
粗悪な油脂類はさまざまな病気の原因となりうることです。
動物性の不純物が混ざった酸化した油脂は肝臓や血管に溜まりやすく
脂肪肝、動脈硬化、アレルギー、癌などの原因になります。

添加物)

また、この油脂類の劣化を防ぐために
使い方を間違えると発癌性の危険も指摘されているような添加物も混入されています。
例えば
BHA、BHT、エトキシン、プロピレングリコール、ソルビン酸
などの酸化防止剤です。

■対策として

良心的な表示の方法として

・「ラム肉油脂」
・「牛脂肪」

などのように、由来がはっきりした脂肪をちゃんと
表示しているドッグフードを見つけましょう。

また、それらの動物性油脂(脂肪)は大変酸化しやすい性質なので
どの様な方法で酸化を防止しているのか
詳しく表記しているドッグフードを与えるようにして下さい。
(ビタミンC、ビタミンE「トコフェロール」なども安全な酸化防止剤となります)

全卵粉)

これはいわゆる「たまご」のことですが、殻も全て含んでいるものを指します。
しかし、たまごの中にも、何らかの理由で、使い物にならなくなったものや
出荷できなかったものが飼料やペットフードの原料として使用されることがあるそうです。

その「何らかの理由」が良くわかりませんのでこれも絶対安全と
言えるかどうかわからないのが実情です。

※本文は「すぐにペットフードをやめるように」施すものではなく
愛するワンちゃんに安心して与えることのできるフードについての
知識を共有するためのものであることをご理解下さい。

>> 動物看護師による無料健康相談はこちら

犬の健康大辞典のお問い合わせはこちら

※病気などの診療に当たるようなご相談 はお受けしておりません。あしからずご了 承下さい。正しい医療は獣医師、専門家 によるご相談をお奨めします。

 

犬の健康大辞典トップページに戻る