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こんなときどうする?犬の病気・症状別対応

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犬のアイコン犬の便や尿に異常がある

●1日に何度も下痢を繰り返し、水状の便がでる。
排便の姿勢をしても便が出ないなどは、
腸内の寄生虫(鞭虫、コクシジウム)、
食中毒、大腸炎、コロナウィルスの疑いがある

●下痢便で粘液や少量の血液が混じるのは、
大腸炎、出血性胃腸炎、腸内寄生虫の疑いがある

●下痢便で激しい出血や粘液の付着したタール状の便が
でる時は腸内寄生虫(鉤虫)の疑いがある。

●緑色の不痢便、悪臭のあるトマトジュース状の便と
激しい嘔吐を伴う時はパルボウイルス感染症の疑いがある。

●激しい下痢、チョコレート色の血便を
伴う時は急性胃腸炎の疑いがある。

●小石の様な硬い球状の便がでる。
嘔吐や食欲不振、排便量の減少、腹部のふくれを伴う
のは、腸閉塞、消化管潰瘍、大腸麻痺の疑いがある。

●便秘をするのは、前立腺肥大、腫瘍、骨盤狭窄、
会陰ヘルニア、神経麻痺、巨大結腸症、
衰弱の疑いがある。

●排尿の姿勢はするが出ない、出にくい、痛がるのは、
急性肝不全、膀胱炎、尿道結石の疑いがある。


●尿量が多く水を大量に飲むなどは、糖尿病、
クッシング症候群、子宮蓄膿症、膀胱炎、
肝不全、尿路系の炎症の疑いがある。

●尿の回数が多く頻繁に排尿の姿勢をとる、
水を大量に飲むのは、膀胱炎、肝不全の疑いがある。

●血尿をしているのは、尿路系の感染・結石、
前立腺炎、腫瘍の疑いがある。

●コーヒー色、黒っぽい色(血色素尿)の排尿があり、
呼吸が荒い、下痢や嘔吐があるときは、尿路系の感染・結石、
前立腺炎、腫瘍、フィラリア症、タマネギ中毒の疑いがある。

●尿の色が濃く、食欲不振、嘔吐、下痢、
濁った濃い色の尿や強い異臭のあるときは
肝炎、膀胱炎の疑いがある。

●尿を漏らすときは膀胱アトニーの疑いがある。

●犬の急性腎不全 きゅうせいじんふぜん

症状
腎機能が急激に低下し、体液のバランスがくずれる病気。
初期には食欲がなくなり嘔吐しますが、その後、尿の量が少ない時期、多い時期、普通に戻る時期があります。尿量が少ないと尿毒症をおこし、多いと脱水症状になります。
原因
ある種の細菌やウィルスの感染、腎臓に毒素がある物質、血行障害、
尿路結石(にょうろけっせき)、事故による外傷などが原因となります。

●犬の慢性腎不全 まんせいじんふぜん

症状
食欲が落ちてやせたり、多飲多尿、嘔吐、下痢、便秘などの消化器系の症状を示し、
口からアンモニア臭がすることがあります。
貧血が見られるときは、けいれん発作がおこることがあります。
原因
さまざまな腎疾患で、数ヶ月から数年にわたり、腎臓の7~8割以上の機能が除々に喪失していく病気です。

●犬の糸球体腎炎 しきゅうたいじんえん

症状
食欲不振、脱水、嘔吐、下痢など、急性腎不全と同様の症状をあらわします。
また口の中が出血していたり、口から尿のようなにおいがします。死亡率の高い病気です。
原因
細菌感染による免疫反応で糸球体に障害があらわれます。
そのほか、フィラリア症、ウィルス感染、毒性化学物質も原因となります。

●犬の腎盂腎炎 じんうじんえん

症状
急性と慢性がありますが、慢性のものがほとんどです。
慢性は急性を無処置で放置したり、急性感染をおこさずに徐々に進行した場合に生じます。
血や膿が混じったり、濁った、においの強い尿が出ます。
急性のものは発熱、腰痛、嘔吐、多飲多尿がみられますが、無症状のことも多く、
気がついたときには病気がかなり進行しています。
完治は困難で、多くの場合再発します。
原因
尿路感染が腎盂まで波及するというのがおもな感染ルートです。
腎盂から尿管へいたる部分に雑菌が入って炎症をおこす腎臓の細菌感染症です。
進行すると腎不全になることもあります。

●犬の膀胱 ぼうこうえん

症状
水をたくさん飲み、尿の回数が増え、食欲不振、発熱、元気がないなどの症状をあらわします。残尿感があるので、たびたび排尿の姿勢をとりますが、尿が少量だったり出ないことがあります。
尿の色は普段より濃く、濁っている場合もあります。
症状がひどくなると、血尿が出て激しい痛みを訴えることもあります。
原因
尿路感染症のひとつで、泌尿器の病気の中でもっともかかりやすい病気です。
多くは細菌性ですが、ストレスや結石、寒さからくる場合もあります。
オスに比べて尿道が太くの短いためメスがかかりやすい病気で、慢性化しがちです。

●犬の腎結石 じんけっせき

症状
腎結石があっても、腎盂腎炎にならない限り症状は出ません。
症状が出るとすれば、血尿、腹痛、嘔吐、元気や食欲の低下などがあげられます。
原因
結石ができるメカニズムは、いまだによく解明されていません。

●犬の膀胱結石 ぼうこうけっせき

症状
尿路結石の中で一番多い病気です。
膀胱炎と似た症状ですが、出血は膀胱炎より多く見られます。
排泄の回数が多くなったり、石が尿道につまり尿が出なくなることもあります。
犬種ではダックスフンド、ペキニーズ、ダルメシアン、トイ・プードル、ウェルシュ・コーギー、
ミニチュア・シュナウザーがかかりやすい病気です。
原因
結石の成分としては、リン酸アンモニウムマグネシウム、シュウ酸カルシウムが多く、
この結石の原料となるミネラルを過剰摂取することも原因のひとつ。
ほかに尿のPHペーハー(水素イオン濃度)が高すぎたり低すぎたりするのもよくなく、
細菌感染でおこることもあります。

●犬の尿道結石 にょうどうけっせき

症状
尿の出が悪くなって、排尿の姿勢をとっても尿が出ません。
オスは尿道が細いので、この病気にかかる確率はメスより高くなります。
痛みから背中を丸める姿勢をとり、腹部にさわろうとすると激しく抵抗します。
放置すると腎不全や膀胱破裂を引きおこすことがあります。
原因
尿道に腎臓や膀胱から流れてきた結石がつまることでおこります。

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