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いたずらをしたわんちゃんを叱っているときに
叱られている犬はそっぽを向いたり、あくびをしたり・・・
どうして、叱っている最中にこの子ってば!
なんて体験をしたことがありませんか?

他にも、もっと犬の気持ちがわかったら
いいのにと思う飼い主の方は
たくさんいるでしょう。

しかし犬は言葉(人間語)を話せない代わりに
気持ちを行動で示しています。
この行動の意味を理解すれば
わんちゃんがどんな気持ちでいるのか
感じ取ることができます。

そもそも犬は、群れをなす動物です。群れをなして生活する上で
無用な争いを避けるために、お互いの意志疎通をはかる
コミュニケーション方法が存在します。

カーミングシグナルと呼ばれているもので
Calm=落ち着く・鎮める、Signal=合図・信号という意味です。
現在も研究中の犬の行動心理学で
犬の「ボディランゲージ」であり、
争い事を防ぐために敵意が無いことを合図し、相手の不安や恐怖心を和らげることや
自分のストレス、緊張を回避、緩和する、
ために使われます。

【カーミングシグナル】

○あくびをする
人間が「あくび」をするときは
眠いときや退屈なときに思わず出てしまうものですが
犬にとってのあくびは不安な気持ちや
何かを怖がっているとき、ストレスを感じているときです。

叱っているときにあくびをしていても
それは不真面目な気持ちではなく
緊張感、ストレスをかんじているという行動なので
怒られている自覚があるということです。

○顔をそむける
興奮している相手を落ち着かせたい、
自分に敵意が無いことを示す行動です。

真正面から怒られているときに
目をそらしたら、それは無視をしたわけではなく
あなたに落ち着いて欲しい、または
もう怒るのやめて!という行動です。

そんなときは
あなたに対して恐怖心を抱いてしまう
可能性があるので
無理に目を合わせることは
やめた方がよいかもしれません。

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