犬の聴覚は人間の4~10倍あります。
物音を聴き取る人間が聴き取ることのできる振動数は、20Hz~2万Hz。
それに対して犬は16Hz~12万Hzの音域を聴き取ることができます。
小さな音までしっかりとらえることができる。
中耳の空間は人間よりも広い。
犬の耳の形は大きく立ち耳とたれ耳にわけられる。
猟犬を呼び戻すために使う犬笛は、高周波の音を出すため、
人間の耳には風切り音しか聞こえませんが、
犬は遠くにいても、この笛の音を聞き分けることができるのです。
また、音の聞こえてくる方向を定める能力は、
人間が16方向なのに対し、犬は倍の32方向を区別できます。
また、上からものが落ちてくる落下音に関しては、
人間より400倍も鋭いという説もあります。
犬は、嗅覚だけでなく聴覚でも、
人間をはるかに上回る能力をもっているのです。
感情を伝える人間の耳は、ほとんど動かすことができませんが、
犬の耳は前後左右に動かすことができます。
耳をぴんと立てたり、横に寝かせたりと、
耳の形や位置を変えることで、犬は自分の感情を周囲に伝えることができます。
立ち耳の犬のほうが表現の幅が豊かですが、
垂れ耳の犬も同じように、耳を動かすことで
感情や意志を伝えています。
☆耳の位置や角度で、犬の気持ちがわかります
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