穀類

トウモロコシ、小麦、大麦、玄米、オートなどとの表記があります。
これは、栄養成分の「炭水化物」となる原料です。

ここで問題になる可能性があるのは
肉類同様に品質の悪い穀類が大量に使用されている可能性があります。
カビや化学物質(保存料、殺虫剤、農薬など)です。

また、小麦(グルテン)などはアレルギーの原因物質になる可能性が高いので
アレルギーのある子には気をつけなければなりません。

これらの穀類そのものは悪いものではないのですが
品質をどのように証明できるかが問題です。

大豆(大豆ミール、脱脂大豆)

ペットフードに使用される大豆は、油などを絞ったあとのカスが使われます。
その最も大きな目的は「増量材」としてであって
決して大豆の栄養価値を利用するものではありません。
(大豆ミール、脱脂大豆でもある程度のたんぱく質は含まれますが)

本来であれば、大豆たんぱく、イソフラボン、レシチンなどの
成分がきちんと含まれているものを使います。
(全脂大豆、全粒大豆と表示されます)

大豆ミール、脱脂大豆のような産業上の残りカスは繊維質のような働きをしますが
これは水分によって膨張するので、ワンちゃんの消化器系に負担をかけます。

「鼓腸症(胃拡張捻転症候群)」は突発的に腸内にガスが溜まって膨れ上がる病気で
最悪の場合死に至ります。

これは、お腹の中で水を吸って何倍にも膨れ上がる
フードが原因となる病気です。

繊維質

セルロース、植物繊維

これらはビートパルプ、ピーナッツの殻、おがくず、新聞紙、ダンボールまでが
使われる場合があるようです。

ちょっとびっくりされるかも知れませんが
表記が「食物繊維」→「植物繊維」となっているので
植物由来の繊維であればOKということになります。

確かに繊維質は必要かも知れませんが
おがくずやリサイクルの紙まで入っているものが身体に良いとは考えられません。

また、ワンちゃんの病気で「過敏症腸症候群(便秘や下痢を繰り返す病気)」などありますが
これらはこの低品質の「繊維質」が原因ではないかとも考えられています。