●「自分の細胞」が「自分のもの」でなくなる時

私たちの体はおよそ60兆個の細胞からできています。

皮膚の細胞や筋肉の細胞や脳の細胞など、形も働きも異なる
様々な細胞があります。

そしてこれらの細胞はお互いに協力したり、上下関係を結んだり
しながら生命活動を営んでいます。
体は色々な細胞と細胞によって作られる「社会」の様な
ものです。

多細胞生物は「自分の細胞」を自分として認識し、それ以外の
細胞を拒絶する仕組みを備えているからです。

自分の細胞とそうでない自分以外の細胞を区別する仕組みが
免疫の基本なのです。