オーシャン動物病院 東京都目黒区 平道太(ヒラ ミチタ)先生
ある日、私のケータイが鳴りました。
「大川さんともう一度会って詳しくお話したいのですが・・・」
というお声がけのもと、現在も大変深くご教授頂いている先生です。
先生の臨床は東洋医学にのっとり「お薬を使わない治療」を目指し、行われています。
東洋医学はとっつきにくいものですが、
下の図表を見ながら軽い気持ちで受け止めてみてください。
○陰陽五行説
陰陽五行説には『相生』『相剋』という二つの決定的な関係があります。
五つの惑星がそれぞれ単独にあるのではなく、
惑星同士がお互いに関係を持って作用しあっていると考えます。
そして、その惑星と惑星との間には、
良い関係と悪い関係があると定めたのが『相生・相剋』の原理です。
易学と結びつければ
相生 →「相性がよいから吉である」「万事が順調に進む」
相剋 →「相性が悪いから凶である」「万事がつまずき悪い結果になる」
という考え方になります。
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○五行相生について
 「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、
金は水を生じ、水は木を生ず」という関係を『五行相生』
といいます。
五行の『相生』関係の順序を『木(もく)火(か)土(ど)金(こん)水(すい)』といい、
このように五行が『木火土金水』の順序にあれば、
「おたがいに助けあうよい関係にある」
という考えかたが『五行相生』です。
①木は火を生ず
木が燃えて火となり、
木と木が擦り合わされて火となって燃えさかるという関係
②火は土を生ず
火が燃えたあとには必ず灰が残る
(灰とはすなわち土である)という関係
③土は金を生ず
土が集まって山となり、
山から鉱物(金属)が産出するという関係
④金は水を生ず
鉱物(金属)は腐蝕して水に帰り、
また溶融すれば液体(水)になるという関係
⑤水は木を生ず
水を養分として木が生えていく関係
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○五行相剋について
「水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、
木は土に勝ち、土は水に勝つ」
という関係を『五行相剋』といいます。
①水は火に勝つ
燃えさかる火に水をかければ消えるという関係
②火は金に勝つ
火中に金属を入れると溶解してしまうという関係
③金は木に勝つ
金物の斧や刃物は大樹も伐り倒すという関係
④木は土に勝つ
どんなに固い大地でも木はそれを押しのけて
伸びていくという関係
⑤土は水に勝つ
土は流れる水をせきとめ、
あるいは大地に吸いこんでしまうという関係
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平先生は病気を病名で判断するという固定観念
(西洋医学で言う胃潰瘍 ⇒ 胃の治療)にとらわれていません
動物医療ではKCS(乾燥性角結膜炎)= アレルギー という独特の診方をします。
理解しずらいと思いますが、
私どもが考える発症段階のガンも血流系疾患もアレルギーも根本的には同じこと。
「生態のゆがみ」を取ってバランスを保つことで根本的な治療をめざしています。
ガン血流系疾患アレルギーも、
もとは免疫系のマクロファージ(貧食細胞)のゆがみがおこり、
生態が十分な機能を行うことができなることで発症しています。
東洋医学の「陰と陽のバランス」は、
西洋医学でも既に認識されている
「免疫バランスの必要性」と同じことを意味しているのです。
そして、この3人の獣医師、それ以上の専門の先生方に実際の医療現場にて使用して頂く為には、
その製剤(サプリメント)の成分に確固たる根拠がなければなりません。
フランス海岸松ポリフェノールの根拠とは?つづく