まずは、犬種について知ることがお手入れのコツです。
毛質・からだのスタイルによって必要なお手入れはちがうのです。

今回は、皮毛の特徴についてご紹介します。

これからワンちゃんを飼いたいと思っているかたも、
必要なお手入れを知ることで、
どんなワンちゃんと相性がいいか、知ることができるでしょう。
参考にごらんください。

■毛のタイプ

ダブルコート

毛が、トップコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二種類ある犬種です。
このダブルコートに属する犬は、換毛期になると毛が多く抜けるのが特徴で、
この時期はこまめにお手入れが必要です。

シングルコートと比べて楽だ・・・といわれることもありますが、
ブラッシングを怠ると、家の中が毛だらけになってしまうなど、
必ずしもそうとはいえません。

毛が短いタイプと、長いタイプとがいますが、
短いタイプでも、お手入れが必要なのにかわりはありません。

ポイント
被毛の定期的なブラッシングが欠かさずに行う。
怠ると、抜け毛が上毛との間に絡み毛玉になってしまいます。
毎日のブラッシングで抜けた毛を取ってあげることがとても大切です。

(ダブルコートの犬の例)
コーギー、ポメラニアン、シェットランド・シープドッグ
スピッツ、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー
コリー、ミニチュアシュナウザー、シベリアンハスキー
柴犬、秋田犬   
など

シングルコート
一種類の毛の犬です。この種類のワンちゃんの特徴は、
換毛期がないので、生えている毛が伸び続ける事です。
そのため、定期的にカットする必要があります。
または、毛を伸ばして買う場合は、ブラッシングやラッピングという
お手入れも必要です。

購入する際に、お手入れの方法を教えてもらえると
思いますが、実際にやると、うまくいかなくて大変・・・
という場合があるようです。

「聞いたことがある」程度の知識で実践するのは
やはり、難しいようですね。

ポイント

長毛犬種は毛玉防止のためにも日頃のブラッシングは欠かさずに行いましょう
短毛犬種の場合は長毛に比べ手入れは楽ですが、毛と皮膚の健康のために
ブラッシングをしてあげることが必要です。

(シングルコートの犬の例)
ミニチュアダックスフント(スムース) グレーハウンド
グレート・デーン、ボクサー、プードル、パピヨン
ヨークシャー・テリア、マルチーズ、チワワ  
など