嗅覚や聴覚は人間よりはるかに勝っていますが、
犬の味覚はあまり発達していません。
舌の味を見分ける感覚器である
「味蕾」の数が約2千個、人間のおよそ5分の1程度しかないからです。

元来犬は野生で群れで暮らしていたことから
食べ物をよく噛み、味わう等していたら外敵からの危険にさらされたり
他の仲間に餌をとられてしまう危険性がありましたから
その習性が残っているのでしょう。

味覚が鈍いといっても
まったくかんじないわけではありません。
味覚の中でも甘みをかんじる「味蕾」の数が
比較的多く、甘みは敏感に感じとることができるようです。

犬にアイスやおかしを
あげると喜ぶのはそのためのようです。

ただ喜ぶからといって
甘いものの与え過ぎは犬の健康のために
よくありませんから注意しましょう。
甘いものを与えたあとは
歯磨きもしてあげてくださいね。