●免疫のフェイント

免疫という仕組みは、「自分を攻撃せず、自分でない
ものだけを攻撃する」という単純な仕組みでない事が
解りまた。

免疫を担当する細胞たちは、「自分」を攻撃する事も
あれば(自己免疫)、「自分でないものを」あえて攻撃
しない事もあります(非自己えの寛容)。

免疫を担当する細胞たちが非自己えの寛容という仕組み
がある事で胎児は母体の中で攻撃されないのです。

また、「非自己えの寛容」という仕組みをたくみに利用して
居着する悪い細胞がいます。

それは「がん」です、がん細胞は元々、正常な細胞が変化して
しまった異物なのです。