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伝統的な藍の建て方は大筋は共通でも
各染色家の方の工夫研究の積み重ねでそれぞれに異なるようだ。

微生物の醗酵と言う生き物との
対話の中から生まれるあの深い色
そして型染めや伝統的な技法のかずかず・・・・。
柿渋やあかねや紅花などなどの組み合わせなども
ありそれこそ奥が深くて深くて・・・・。

先ずこの素晴らしいいわゆるジャパンブルーの
発色のために県でも五人になってしまわれた原料の
「すくも」を作る「藍師」の方の現代では
きつ過ぎるほどの労力の果てに生まれるすくも・・・・。
今度はそれを染色してゆく染色家の方々のご苦労。

近年身近にプロの御仕事を
拝見するチャンスが増えてうなる思いなのだ。
伝統工芸の深さ重みをつくづく感じてきた。

だからこそ私の関わる健康衣料品としての
取り組みはきちんと一線を引かなければ失礼に
当たるとも思った。
薬草としての藍草はそのピュア染め栽培の
時点からのピュアであることを重視して
色技の追求よりも極端にいえば誰でも
関われる薬草染色として経済効率からも
高級品ではなく生活の中の藍として手軽に
購入していただける路線の追求が
私の使命だと勝手に考えている。

今までアトピーの人達
シックハウス・スクールシックの人たちに
沢山モニターを御協力頂いて
しかもEM布との相性の良さを実地で
感じるとこの路線の確立は私のついの仕事・・・
ライフワークだと思うことが年々強くなってきた。

この便利極まりない現代の生活の中で
電磁波公害もすさまじい・・・。
だからこそ若い人達発育盛りの人たちに着てもらいたい!!

だとすると少しでも本物で
安価でなければ気軽に身につけてもらえない。
一箇所の授産施設の御協力から
始まったが幸いな事にこの秋からは全部で
六箇所の施設が稼動開始になる予定だ。
それぞれの先生施設の方々の影の支えが
あってこその実現で本当に有り難いことだと思う。

デトックスも含め藍がどれだけお役に立つのか
データー取りはこれからのテーマながら
身につけた多くの人が快適さを認めてくださっているので
私はこの路線をその日まで亀の歩幅が1ミリでも
歩き続けて行きたいと思う。

共鳴してくれる若者が近年増え始め
心強く思っている。
こういう仕事は後をバトンタッチしてくれる人が
いなければとぎれてしまうが
それに関しては心配はないようだ。
それも有り難いことに思う。

このページのHご夫妻の工房で
染めあがっているものは実はR先生の素晴らしい
活動のためにお願いしたもの。
こればかりは是非この先生にお願いしたかった・・・・
それを快く引き受けてくださって
素晴らしく深い藍の色に染め上がっている。
これは海外にも出て行く特別なマットなのだ。
これこそは最高のジャパンブルーであってほしかった。
そしてそのとおりのものがいま次々に生まれつつある。