近年、キノコの抗がん作用が注目をあびていますが、漢方薬として有名な、霊芝、冬中夏草などが病を治す力のあるキノコとして珍重されてきました。
その他にもサルノコシカケ、ハタケシメジ、姫マツタケなど身近なシイタケ類にも抗がん作用に期待が持てることがわかっています。
キノコの食用にする部分は「子実体」と呼ばれる部分で、子実体は繁殖器官です。
それに対し、キノコには栄養吸収器官である「菌糸体(根)」と呼ばれる根の部分があります。菌糸体は土中や木質の中などの培地(菌類が増殖する環境)に広がっていて、ふだん私たちが食用することはありませんが、菌糸体には子実体よりも豊富に有効成分が含まれています。
AHCCは、この菌糸体から抽出した物質を培養し、酵素反応をさせた結果、もとのキノコ単体には存在しなかった有効成分が生まれ、それが主成分となっています。