免疫のはたらきを高める素材としてキノコが注目されるのは、その主要成分の多糖類にさまざまな薬効があることがわかってきたからです。
多糖類とは糖が鎖のようにつながった状態のもので、例えばオリゴ糖、デンプン、セルロースなどが多糖類に属します。
キノコ系健康食品中の多糖類のほとんどはβ-グルカンとよばれる物質です。

キノコの成分中に含まれているβ-グルカンは分子量が大きい(分子量は数万から数十万)ので消化吸収されにくく、腸管を刺激して免疫賦活作用をおこないます。

一方、AHCCの成分はα-グルカンで、分子量が約5000程度と非常に小さく、成分自体が消化吸収されることによって体内で免疫賦活作用をおこない、直接的に細胞性免疫を高めるはたらきがあります。

α-
グルカンは他のキノコ系健康食品には含まれない物質で、AHCC独自の有効成分と考えられています。
AHCCはキノコの菌糸体の成分をただ抽出したものではなく、長期間にわたる培養と酵素反応によって新たな物質が産生されてできている食品成分です。