タヒボの有用成分解明に関する研究と化学的追求は医薬品レベルで行われています。
成分解明を遂げた
上田伸一博士(京都大学/故人)にはじめ、これまで近畿大学農学部応用生命化学科の飯田彰教授および金沢大学大学院医学系研究科補完代替医療学講座・徳田春邦客員准教授と、タヒボに含有される有用成分の探査や機能性を調べる共同研究と学会発表を国際レベルで行っています。
その結果、タヒボに生物活性成分の「パウロニン」が含有されることが新たに発見されました。
パウロニンはセサミン誘導体と同様の抗酸化作用をもち、また抗炎症作用も確認されている有用成分で、これによりタヒボのさらなる可能性が確認されました。

また、早稲田大学の先端科学・健康医療融合研究機構および同大スポーツ科学学術院の協力を得てタヒボに関する共同研究を行うことが決まりました。
この研究ではタヒボ含有成分「パウロニン」の抗炎症・抗酸化の指標となるバイオマーカーの探索を行います。
これにより更なる機能性の解明が期待されます。

動物医療の分野では日本獣医生命科学大学・獣医放射線学教室 藤田道朗教授と共に研究を続け、毎年学会発表を行っています。
ヒト医療分野から動物医療に用いられる素材が多い中で、タヒボが動物医療に有効的であることが注目されています。