においの元となるものが空気中の臭い分子であり
このにおいの分子は、その刺激を電気信号に
変換して「脳」に伝え、それによって、脳が「臭い」を感知します。
においを鼻につけるためには湿り気が大切なのです。

乾いた空気中よりも湿った空気中の
方がにおいが活性化されます。
犬の鼻は人間と同じように、涙腺とつながっていて、微量の分泌物(涙)が
常に鼻の表面を湿らせることで、においを感じやすくさせています。
また、風向きやにおいの流れなども感じ取ることができます。

犬の鼻はいつも湿っている状態ですが
乾いている時もあります。
犬が眠っている時には涙の分泌が抑制されるため、
就寝中や寝起きの犬の鼻は、乾いているものなので
特に心配はいりません。
活動しているときもずっと乾いているようなら
様子を見て病院で診察してもらった方が良いでしょう。
また、鼻水が出る、くしゃみをする、鼻血が出る等の
症状が見られる時も獣医の判断を仰ぎましょう。

犬の鼻はとてもデリケートな部分であり、
犬にとって大切な情報収集器官なのです。