■免疫学の誕生
疫の苦痛から免れる仕組みを解き明かし、これを人々の
健康に役立てようとしたのが免疫学の始まりです。
「疫とは疫病」つまり伝染病の事です。
伝染病から回復した人は、その病気にかかっても、
命を落とすまでにはならない事が、遠く紀前年からしられて
いました。
14世紀には人口の3分の1を奪ったというペストの大流行の
時にも、患者の世話をしたり死体の始末をした修道僧の中には
ペストにかかっても、症状が軽くすんで、その後、二度とペスト
に掛からなかった人達がいて、『神の恩寵を授かった人達』
と崇められました。
疫病が、何か目には見えない微生物によって起こると
考えられるようになったのは、以外にも、西欧では
17世紀に成ってからの事でした。
トラックバック URL
http://inujiten.com/blog/post_39/trackback/