犬の体の事も少し知って頂けたら嬉しいです。
人とは違いますよね。
体の仕組みが理解出来るとケアの仕方も変わってくると思います。
本当は、<犬の骨格>の前に<犬の解剖図>が必要なのですが・・・。
名称は ある程度 ご存知だと思われますので省略します。
目・耳・肢・・・。どこにあるか解りますよねっ。
<犬の骨格>
さぁ~~。問題です。
Q1. 人に有って ワンちゃんに無い骨は何でしょう?
Q2. 人と向きが違う骨は何でしょう?
Q3. 人と名称が違う骨はなんでしょう?
Q4. 人にない骨は何でしょう?
答え
Q1.=鎖骨です。
Q2.=肩甲骨が縦についています。
Q3.=寛骨です。
Q4.=尾堆です。
◆頚骨 (けいこつ)
頭と体をつなぐ大切な骨です。
ほ乳類は7つの小さな頚椎(けいつい) から成り立っています。
頚椎の中には太い神経が通っており、骨折すると神経に大きなダメージ・障害を
及ぼします。
◆肩甲骨(けんこうこつ)
人は、鎖骨に支えられて横に広がってついているのに対し、
犬は上下の縦方向についているため、人の様に自由に前肢を動かすことはできません。
チェック
良くワンちゃんの前脚の脇を持って抱っこす方をみかけますがあれは絶対に
しないで欲しいです。
今の説明でも解る様に 鎖骨が無いのです。横に開く運動が出来ないわけですから
人の太い手を脇に入れて且つ、ワンちゃんの体重を支えるなんてありえない行為です。
◆肋骨 (ろっこつ)
心臓や肺を保護する役割があり、呼吸によって伸縮する肺に合わせて柔軟に動く必要が
あるため、それほど太い骨ではありません。
チェック
ワンちゃんを強く叩くなんて考えられませんよね。
◆寛骨 (かんこつ)
人では骨盤と呼ばれる部分で、胴体部分と後肢部分をつなぐ大切な部分です。
固く頑丈にできていますので、めったに骨折をすることはありませんが、
骨折すると、歩行に障害が出る場合があります。
◆尾椎 (びつい)
字の通り 尾の骨の事です。背骨とつながっていますが、人は退化して「尾てい骨」 と
なっています。
チェック
尾の骨は7つ。でも、プードルやシュナウザー、フレンチブルドッグ、
ボクサー犬、などなど・・。
尾の短いワンちゃんは生まれて間もなく人の手によって切断されています。
本当は みぃ~~んな 生まれた時は、尾っぽが長いんです。
切断の時は かなり大きな声で鳴くそうです・・・。
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