ワンちゃんの場合、体温調節のための汗腺は肉球にしかないので、
汗をかくことができないワンちゃんは、余分な塩分を汗によって
排出することができません。

そのため、人間のために調理された食事を与えていると、
必要以上に塩分を摂取し、腎臓や心臓に負担をかけてしまいます。

通常は人間の1/3程度の塩分で良いとされています。

一方で、人類の歴史の中で、人間と生活環境が似ていた
ワンちゃんが塩分の取り過ぎが原因で死んでしまった例は少ないともいえます。

つまり、人間と同じような食生活でも問題がないという意見です。

当然、腎臓から余計な塩分は排泄されてしまいますが、
体調が悪いときや腎機能が低下してきた時などは
人間よりも腎臓への負担がかかります。

高血圧などの原因にもなりますので、私は個人的に「塩分控えめ」のお食事が理想と考えます。

また、お砂糖などのカロリーや香辛料など刺激の強いものも控えるようにしましょう。

ワンちゃんが喜んで食べているドッグフードやおやつも濃い目の味付け
になっている場合があるので要注意です。